最近、アナログ回帰しつつあったという話。

これまでは、スケジュールやメモは iOSアプリやPCを、お絵かきは液晶タブレットやiPad、本はなるべく電子書籍を、等々、すっかり紙を購入する機会が減っていた。
だからといって、通販で買物した時の納品書やら郵便物やらで、部屋の中の紙はなかなか減らないのですが。

去年の終わり、街の書店や文具取扱店では年末恒例の手帳推しをしているわけで、用があって赴いたLOFTでそれを見かけて、
「ふむ、紙の手帳を使ってみるか」
と思い立った。
元々文房具は好きなのだ。
その時、LOFTに行ったのも、愛用しているLAMY2000シリーズの4色ボールペンの胴軸にヒビが入ってしまったのを修理に出しに行くためだった。

LAMY 2000 4色ボールペン L401 〔正規輸入品〕

このポールペンは、修理に出している間のために同じものをもう1本買ってしまうくらい大好きで、修理完了後のもう1本の使い道を考えた時に思いついたわけだ。

それで、今年から手帳を使い始めている。
購入した手帳は、ピンとくるものが無くて、結局ボールペンの修理の時は購入せず、昔利用していたカルティエの手帳カバーにサイズが合う手帳リフィルを購入した。
使い始めてみると、スケジュールやメモに付随してイラストを入れるようになった。
紙にイラストを書く感じが懐かしくて、クロッキー帳と鉛筆が欲しくなり、購入した。

マルマン クロッキー帳 白クロッキー紙 ブルー SM-02

カステル 9000番鉛筆アートセット 119065

楽しくなって、久しぶりにデッサンなど毎日やっていた週もあった。

ただ、最近ちょっと不満も感じ始めている。
イラストを書くにも、色塗りは結局スキャンしてMacで配色するにはクロッキー帳は持ち歩きには大きいし、スケジュールも、自分の予定だけであれば構わないのであろうが、家族や友人との共有、アニメや映画の放映予定を都度手帳に書き込むにも骨が折れる。 iOSアプリやPCであれば、この辺りは最初に設定をしてしまえば、ほぼ自動でスケジュールを更新くれる。
やはりiOSアプリでのスケジュール管理からも離れられず、その日の予定が記載してある物が2分してしまうことになった。

今のところ、スケジュールはiOSアプリとPCに戻り、メモやスケッチは別途情報カードを購入し、試してみている。

コレクト 情報カード 6×4 無地 C-641

コレクト カードケース 6X4 MDF製 1列 C-164DF

サイズは、持ち運びに便利なもっと小さいカードもあるのだが、イラストを書くことを考慮して、ほぼハガキサイズの6✕4inchのカードにすることにした。
ここ最近は、このカードを収納してうまく持ち運べるようなものは無いかといろいろ物色している。

実は、手帳等へのアナログ回帰することは以前にもあった。しかし、デジタル技術の進化により冒頭のような状態になっていたのだ。

結局、デジタルとアナログ、どちらに落ち着くこともなく、2つの間を振り子のように揺れ続け、落ち着くことは無いのかもしれないと考えている。